プロにさせるの?

よく囲碁のお仕事をさせて頂いていて、子供も囲碁をしています!と言うと、

プロにさせるの?

と聞かれます。
もし、私が努力をするなり、私がお金を積むなり、私が何かをして、子供が囲碁のプロになるのであれば、プロにさせるかもしれません。

でも、現実は全く違います。

私が子供の努力に付き添う事は出来ますし、私が子供の勉強のためにお金を出すことなら出来ます。

でも、あくまでも「子供が」なのです。

一時期、家でも最低何時間かは囲碁をさせようとして、やっていたこともあります。
でも、何か違う!と私の中で思い続けていました。

子供がしたいかどうかでやっている囲碁ではなく、私がさせている囲碁だったのです。

今では、私からの囲碁への誘いはしません。
ただし、1日1時間ほど、テレビも遊びもやめて、何かしたいことをする時間を作るようにしています。
その何かは、なんでも良いのです。
でも、宿題の時間ではありません。

囲碁も良し、学校の自習も良し、ひーちゃんは、歌の歌詞を写している時もあります。

この時間に囲碁をするようになれば、プロになるかもしれません。学校の勉強をするようになれば、良い大学に行けるかもしれません。外に走りに行くようになれば、スポーツ選手を目指しているのでしょう。(そうなれば1時間では足りませんが。)

どこがゴールでも構いません。

何かに打ち込む環境を与えてやるのが、私の役目かなと思っています。

週二回ほど、囲碁教室に行き、親子で囲碁合宿に参加したりしていますが、いつでも辞めたくなったら、言ってねと伝えています。

でも、ママは囲碁が大好きで、強くなりたいから囲碁の勉強頑張るの。
↑これを伝えること、その姿勢を見せることも、すごく大切にしています。

なので答えとして、私は子供を囲碁のプロにさせたいとは思っていません。
子供の本気を、全力を注げるものを、必ず見つけてあげたいと思っています。
それが囲碁だったら凄く嬉しい!そういう心境です(^^)

囲碁のプロを目指したこともあるけど、早々にプロを諦め、囲碁もやめてしまい、結婚し子供が出来てから、囲碁を再開した私の人生。
私は最高だと思っています。